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カシュガル旧市街(老城)の破壊

2011/9/20更新



 カシュガルはウイグルの南部、ウイグル最大のモスク「エイティガール寺院」がある場所として知られています。カシュガル旧市街(老城)は約8キロ四方の伝統的なウイグル家屋が並ぶ地域です。古代からシルクロードの要衝地であったカシュガル。現在は大規模なバザールが開催され、各地から集まったウイグル人の交流の場となっています。

 中国政府はそのカシュガル旧市街の再開発として、6万5千世帯、約22万人のウイグル人の一方的な立ち退きと旧市街の取り壊しを続けています。

カシュガル旧市街(老城)の破壊


伝統的な建築の破壊



 中国政府は1949年に東トルキスタンを占領してからウイグルの伝統的な建物を破壊してきました。1966年からの文化大革命の約10年間は他の伝統文化と同様にウイグルの歴史的、宗教的な建築も中国政府の標的になりました。
 カシュガルは現在まで残されたウイグルの文化と宗教、そして商業的な中心地の一つなのです。

 中国政府は旧市街の取り壊しの理由を、老朽化や地震対策、排水の悪さなどとしています。歴史的な建造物の保護としてカシュガル旧市街を政府が保存する動きは現在のところ不明です。


カシュガル、漢人の人口増加



 近年、ウイグルの南部でも漢人の移住が増えて来ました。同時にモスクへの立ち入りの制限やウイグル語教育の廃止、カシュガルの若者も中国本土への強制移送が増えてきています。ウイグル族と漢族との結婚も政府が推奨しているという話しもあります。

 カシュガル旧市街の破壊はただ歴史的な建築の保存や破壊の問題ではなく、カシュガルのウイグル族人口の減少と、ウイグル人コミュニティの破壊にも繋がっているのです。

 2005年放送のNHKのドキュメンタリー「新シルクロード」のシリーズでも、多くの外国人が訪れるウイグル文化の観光地としての側面と、それとは逆に学校では中国語教育を強要され伝統文化を否定されるカシュガルのウイグル人の現状を描いています。


中国政府による弾圧
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