現在、東トルキスタンではすべての幼稚園から大学までウイグル語での教育は行われていません。学内でウイグル語をしゃべることも禁止されています。同時にウイグル人教師も教育現場から追い出され職を失っています。
またウイグル人の子供たちは自分の民族の歴史を勉強できません。「何千年も前からウイグルは中国の一部である」という間違った教育を受けています。
東トルキスタンでは宗教の自由がありません。イスラム教の礼拝堂モスクには、18歳以下の者、学生、政府機関の関係者、退職公務員、女性は入ることが出来ません。
幼い頃から礼拝に行かなければイスラムの教えを学ぶことも習慣を身につけることも難しく礼拝に集まるのは年配者だけになっています。言語や歴史、宗教が失われることで、親子間でもコミュニケーションが難しくなっているのがウイグルの現状です。
※モスクに貼られた入場を規制する看板