2004年4月、世界各国のウイグル人組織を統括する世界ウイグル会議が誕生します。世界ウイグル会議の活動は、平和的、非暴力的、民主的な手段を利用し、ウイグルの人々の自由、民主、人権、民族自決権、そして、東トルキスタンの独立した政治的将来の獲得を目的としています。
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World Uyghur Congress | 世界ウイグル会議
※世界ウイグル会議の日本での活動はRFUJでも取材しています。
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1代目の総裁は「代表なき国家民族機構UNPO」の元事務総長、エリキン・アリプテキン(Erkin Alptekin)です。
父親のエイサ・ユスプ・アルプテキン(Eysa Yusup Alptekin)は1946年の東トルキスタン共和国で秘書長を務めた人物で、中国に併合後はカシミールとトルコに亡命し東トルキスタン亡命者協会を設立。
ウイグル問題を国際社会に訴える活動は、現在のウイグル人に大きな影響を与えています。
現在の世界ウイグル会議の総裁はラビア・カーディル(Rebiya Kadeer:Rebiye Qadir)です。
ウイグル地域でもっとも成功した実業家であったラビアは、ウイグル人の人権状況の改善を積極的に訴え、1999年8月中国政府に逮捕され懲役8年を言い渡されます。
ラビア・カーディルの逮捕は内外のウイグル人社会に大きな衝撃を与え、国外のウイグル人を中心にラビアの釈放とウイグル人の人権問題を要求する運動が起き、国際的な人権団体による支援も行われました。
2005年3月、中国政府は欧米からの批判の声受けて、ライス米国務長官の訪中直前にラビアを釈放。
アメリカに亡命したラビアは2006年にノーベル平和賞候補者の一人になり、世界ウイグル会議のメンバーと共に世界各国でウイグル問題を訴える活動を続けています。
エリキン・アリプテキン前総裁の経歴 : 世界ウイグル会議
エイサ・ユスプ・アルプテキン - Wikipedia
ラビヤ・カーディル ウイグルの母 Rebiye Qadir
ラビア・カーディル - Wikipedia